『新宿ふれあいフェスタ2019』にて新宿区消費者団体連絡会が悪質商法の危険性をPR

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 2019年10月20日(日)に開催された『大新宿区まつり ふれあいフェスタ2019』にて、さまざまな悪質商法による消費者トラブルの危険性について 、 新宿区消費者団体連絡会がステージ上でPRを行いました。

 『大新宿区まつり ふれあいフェスタ2019』は新宿区の主催で毎年開催されており、今年で31回目を迎える新宿区最大の区民まつりです。さまざまな団体や企業・NPO 法人によるブースやステージが戸山公園全体に展開し、当日は直前まで降っていた雨のせいで肌寒くもありましたが、多くの家族連れの方々が来場し賑わいを見せていました。

 複数あるステージの一つ「つどいのステージ」では、新宿区消費者団体連絡会による「消費者被害をなくすために」と題したPRパフォーマンスが行われました。
 「お試しだと思って購入した割安の化粧品が、実際は定期契約になっていて不要なのに毎月商品が届いてしまう」や、「海外から届いたメールを不用意にクリックしたせいで、個人情報を広めると脅迫めいた請求が届いた」などといった事例を、ステージ上でユーモラスに演じながら、身近に潜む悪質商法の手口と危険性について訴えました。

 ステージの後半では新宿消費生活センターの皆本所長と新宿警察署の長澤氏が登壇。

 皆本所長からは、最新のさまざまな詐欺や消費者トラブルの事例に合わせて、もし自分の身に何かあった時、不安に思った時は消費者ホットライン「188(局番なし)」にお気軽にお電話くださいとの呼びかけがありました。

 続いて新宿警察署の長澤氏からは「たこのおすし」と題した防犯標語を使った特殊詐欺の防犯意識向上の訴えがありました。

 『た』たくわえを 家族で守ろう 合い言葉!

 『こ』こを思う 親の気持ちにつけこみます!

 『の』のっちゃだめ!ATMでの還付金。

 『お』「おれだけど…鞄なくした」それは詐欺 !

 『す』すぐ出ない。留守番電話を聞いてから!

 『し』しっておこう。詐欺の手口と撃退法

 また、電話での詐欺対策については、家庭の電話を常時留守電にするのがおすすめとのお話がありました。声を耳元で聞いてしまうと、人間は相手を信頼する心理が働き、普段から気をつけている人でも騙されてしまうことがあるそうです。

 そうならないよう、電話が鳴ってもすぐに取らず、一度留守電メッセージに吹き込んでもらうことで、ワンクッション置いて落ち着いて聞くことができ、冷静さを欠いて騙されてしまうのを防ぐ確率が上がるとのことです。