令和元年5月9日(木)から8月30日(金)までの間に、当分館の会議室にて計6回に渡り開催された令和元年度の『消費者大学講座』が全て終了いたしました。新宿区が委託し、新宿区消費者団体連絡会の主催で開かれる同講座は、「地域における消費者教育の人材育成」を目的として毎年開催されており、この一連の講座のうち5回以上受講した方には区長から終了証書が授与されます。
消費者大学講座第4回のテーマは『消費者生活を守る法律の概要』として、東京経済大学現代法学部の村千鶴子弁護士をお招きし、村氏の専攻である消費者法について講演いただきました。
講演は三つのテーマに沿って進められ、一つ目は消費生活を守るための法律のベースとなる消費者基本法の紹介。二つ目は国や自治体での消費者相談のための法規である消費者安全法についての紹介。最後の三つ目として、近年増加する消費者の契約トラブルに関する正しい知識を身に付けるための「契約に関する法律」について講演があり、現在の法律ではどういったことが決められており、私たちが身を守るためにどういったことを理解する必要があるのかについての解説がありました。